2024.4.14(日)@平岡小学校
本日は新U10チームが始動して初の練習試合でした。
対戦相手は高砂レッドスター、小野東SSD(スポーツ少年団)。参加メンバーは、4年生はケイゴ、リョウセイ、アンナ、ナギサ、シンジ、ミナト。3年生はハルキ、エイト、ユイト、アツトの計10人で臨みました。
半日で6試合を戦いましたが、スコアも全て5点差以内の拮抗したゲームが続きました。勝つことはできませんでしたが、シンジの技ありループや、アンナの粘り勝ちのゴールもありましたね。献身的に守備をがんばっていたアンナ。そんな選手の前にボールが転がってくるのがサッカーです。よく決めきりましたね。
最終戦後のミーティングでは、心の話をしました。
この日の子どもたちを見ていて気になったのは、自分や味方のプレーがうまくいかなかった時、イライラして、思わず文句や愚痴が出てしまうこと。これではチームの雰囲気はわるくなりますね。
新4年生の子どもたちは、精神面や技術面の部分で、次のステージに向かう『踊り場』にいるのかな?と思って見ています。やりたいことのイメージはしっかり持ててはいるけど、身体で表現するまではあと一歩という感じ。そのストレスが言葉になって外に出てしまっているかもしれません。
4月から始まった練習では、メニューにコーディネーショントレーニングを取り入れています。個人的に大好きな元興国高校サッカー部監督の内野智章さんも力を入れている分野です。内野さんは、現在の子どもたちへの評価として、「いい意味で手と足がつながってしまっている」と話しています。理想は手と足がバラバラに動くことだと。
運動神経を科学する東大の小林寛道さんも、「人間は人間として進化したが、動物(四足動物)としては退化した」と言われています。私自身も子どもたちには「手を使って相手を抑えて!」と指示しますが、今の子どもたちにとっては足を動かしながら、手を使うことがとても難しいことなんだろうと思います。個人差はもちろん、子どもたちがこれまでどのようなスポーツに親しんできたかにもよると思いますし、ハイハイの期間が長かった子どもの方が手をうまく使うことができる(こける時に手が出て顔を守ろうとする)とも聞きます。
チームを離れてしまった子どもの中に、それまではうまく手が使えていなかったのに辞める少し前、上手に手を使って相手を抑えられるようになった子どもが2人いました。彼らの共通点は野球の道に進んだことです。おそらくですが、彼らは辞める少し前から、サッカーと同時に野球に親しんでいたのではないでしょうか。
気になったのでコーディネーションと野球の関係について調べてみると、コーディネーション能力は、「定位能力」「反応能力」「連結能力」「識別(分化)能力」「リズム化能力」「バランス能力」「変換能力」という7つの能力に分かれていて、この能力を全て高める遊びが、キャッチボールだそうです。
自分自身も小4まではソフトボールをしていました。小5の冬からサッカーを始めましたが、比較的スムーズにサッカーに入れたのは、今思えば、ソフトボールの影響が大きかったのかもしれません。野球のピッチングも、よくよく考えてみると手と足がバラバラに動いていますよね。ピッチング動作がスムーズにできるようになれば、うまく手が使えるようになるのではと考えています。
そんな訳で100均でボールをそろえました。「サッカーの練習になってないやん!」「時間のムダやわ!」と言われそうな気もしますし、めっちゃキャッチボールが上手い可能性もありますよね(笑)。トライ&エラーを続けて、一緒に成長していきたいと思います。
長々とすみませんでした!引き続き応援よろしくお願いします。
最後の写真は4月16日に降った雹(ひょう)で作った雹ダルマです。